プラントベース/ヴィーガンについて③

日本のヴィーガンと世界のヴィーガン

 ヴィーガンを推奨する人の中には、ほんの僅かですが過激にヴィーガンを推し進めようとして、、大手ファストフード店が、ヴィーガンバーガーを一品販売したところ、動物性食材を使った器具ではコンタミが起こるのであり、ヴィーガンという名前を使うなとお店に怒鳴り込む者もいて、そのようなことが、動物性食材を食べる多くの人たちからヴィーガンの人間は恐ろしいと言われ、ヴィーガンになる人が逆に減ってきているという現状もある。

アメリカと言えば、お肉大国のように言われてきたが、今やニューヨークなどの大都市では、ヴィーガンレストランも多く、舗トンだのレストランでは、ヴィーガンメニューを置いているという、現象が起きており、その理由は、アメリカ人の中の有名人の多くがヴィーガンであることや、過激なヴィーガンが日本のように多くは無く、少ないからである。

日本には、野菜の会社と言われる大手一部上場企業もあり、ヴィーガンという名前では、過激なヴィーガンと言われる悪質な者たちから避けるために、あえてヴィーガンの名前は使わず、プラントベースという単に植物由来商品として販売を行っている。

今、世界中で言われていることが、近い将来、食肉は減少していき、高価なものとなっていくことから、今からお肉に負けない、美味しいヴィーガン/プラントベースフーズの開発に取り組んでいる。

誰もが耳にするSDGsであるが、これはヴィーガンとは切っても切り離せない持続可能な食品となっている。

牛などの家畜が食べる餌を、まず飼育の人たちに回すことができれば、飢餓が無くなると言われており、いずれは一部の富裕層だけが、お肉を食べる時代が訪れれば、多くの家畜の命が救われることは明らかである。

ヒヨコの話をしておけば、ひよこ生まれてすぐにオスとメスに選別され、オスのひよこは、そのままシュレッダーにかけられ、犬や猫の餌にされ、雌は卵が産めなくなるまで、身動きできないケージの中で暮らし、卵が産めなくなれば、トサツ場に引き取られ、お肉となり、食卓に並んだり、ファストフード店や焼き鳥屋で、売られることになる。このような惨劇を、プラントベースの普及によりなくなる日が来ることを、筆者は望んでいる。

ヴィーガン食やプラントベース食は、気候変動とも切っても切り離されない問題であり、近い将来海水が、島を飲み込んでいくことが起きると言われているが、それらも防ぐことに一役を担うことになる。

考えてみれば、幼稚園児等に関して言えば、保育園幼稚園で食べる給食を見ればわかる通り、ほぼヴィーガンであり、プラントベースである。その理由は、アレルギーを持つ子供が、皆と違う食事をとることで、いじめにつながることが無いように、皆同じ食事をとるからであり、その食事の内容は、まさにヴィーガンである。

意外かもしれないが、プラントベースはアメリカが発祥の地である。お肉大国と思われがちな、アメリカだが、肥満体国でもあることから、植物由来のプラントベースが生まれたと言われている。

ヴィーガンとは違い、プラントベースはあくまでも積極的に植物由来の食事をとろうということであり、ヴィーガンのように完全に動物由来の食品を食べないというわけではない。

動物性食品を食べないことが、体に良いということは周知のとおりであり(中には、違うという学者もいる)、健康面を考えるのであれば、ヴィーガンになって、取れない栄養素については、サプリメントなどで補うのが良いとされている。

ビタミンB21は、老化現象を起こすことになり、植物から必要な分を取るには、かなり大変なことから、植物性のビタミンB21のサプリメントを取ることが推奨されている。

プラントベースやヴィーガン、ベジタリアンなどのどこが違うのかは、意見がいろいろあるところだが、ヴィーガンは動物愛護と環境、プラントベースは動物愛護と健康、ベジタリアンは動物愛護と菜食主義。このような感じでとらえておけばよいかもしれない。

筆者としては、週に一度でよいのでフェイクミートを食べて、ヴィーガンを実践していくようになることを願っており、近い将来にやってくる、動物性のお肉の高額な値段が来た時のためにも、今から備えておくべきと言いたい。

今はソイミート以外にも、植物性由来のプラントベースの加工食品が販売されており、購入時には、必ず、材料表を見てから購入することをお勧めする。

 

資料

  1. NPO法人アニマルライツセンター https://arcj.org 20221221
  2. セイウのエンドウミートhttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000090894.htmlPR TIMES. 20221221
  3. 大地の美味しさで海に変化を!植物性のツナ!?代替シーフード『OMNIツナ』https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000035581.html PR TIMES.0221221
  1. 原材料の大部分を植物由来で作ったスクランブルエッグ風商品。 キユーピー業務用新発売。ヴィーガン食としてhttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000186.000044559.htmlPR TIMES. 20221221
  2. VEGAN CAMPとはhttps://www.vegancamp-japan.com/ NPO法人VEGAN CAMP協会. 20221221
  3. 日本ベジタリアンアワード https://www.jvawd.org/index.html委員会. 20221221
  4. 7.温室効果ガスGOSAT https://www.env.go.jp/press/110696.html環境省. 20221221
  1. 合同会社ビッグうさぎ |日本初の、ヴィーガン/ベジタリアン/プラントベース/動物愛護の方専用の婚活サイトhttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000085083.html PR TIMES. 20221221
  2. にほんのヴィーガン/プラントベースについてhttps://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h28/html/nc143220.html総務省. 20221221
  3. VEGE AID環境省グッドライフアワード実行委員会特別賞受賞投稿https://www.meatfreemondayjapan.com/vegeaid-goodlifeaward/ミートフリーマンデーオールジャパン20221221
  4. フードテック官民協議会 https://www.maff.go.jp/j/shokusan/sosyutu/attach/pdf/foodtech-8.pdf農林水産省. 20221221
  5. パリ協定https://www.wwf.or.jp/activities/basicinfo/4348.html . 20221221
  6. フードテック議事概要 https://www.maff.go.jp/j/shokusan/sosyutu/attach/pdf/foodtech-19.pdf農林水産省. 20221221
  7. ロッテクーリッシュ https://www.lotte.co.jp/products/catalogue/ice/07/detail31.html. 20221221
  8. まるで魚シリーズ https://azumarche.jp/?pid=164417467あづまフーズ(株). 20221221
  9. 農林水産省フードテック  
  10. ヘルスフードテックWT 農林水産省. 20221221
  11. 河野太郎行政改革担当大臣(当時)内閣府. 20221221
  12. 環境省、温暖化防止https://www.shinrinbunka.com/news/pickup/22274.html20221221
  13. VEGE AID” Project  https://www.meatfreemondayjapan.com/vegeaid/ミートフリーマンデーオールジャパン.20221221