プラントベース/ヴィーガンについて②

 

プラントベースとヴィーガンによる課題

ソイミート、ソイフィッシュ、ソイミルクが今欧米諸国ではあたり前の様になりつつあるが、先進国の中でも、日本は最も遅れている。

2021年には動輪水産省が、酪農に携わる労働者の高齢化を危惧しており、このままでは20年程度、今の半分近くになるかもしれないために、補助金制度等の考え方を持つ者も少なからずいる。

次の担い手を若者に参加しやすい環境づくりは待った内の状況でもある。但し、現在でもすでに続く年間御廃業が止まらない、しかし、その反面で大規模な畜産業者が対応してきているのも現実としてはある。

そのため、飼養頭数は概ね増加傾向、大規模化が進んでいる旨、明記されており、考え方を変えれば、畜産酪農業界が、今までとは違う法人化が進み、大きな企業として進んでもいる。

農林水産省が掲げるプラントベースへの意向を、国民がどうとらえるかも、ここ数年で見えてくると思われる、畜産業が減ることをすでに農林水産省も認めざる負えず、プラントベースやヴィーガンへの国民の関心が向くように手立てを考えていると言われる。

ヴィーガンの拡大のカギを握る大きな要因は、如何にお肉よりも安く提供できるのか、家計を担う主婦層にしてみれば、お肉と同じような味のソイミートが、動物性のお肉よりはるかに安く手に入るとすれば、代替えとして家族に提供ができ、家計を潤わすことは考えられる。

戦後日本人はアメリカの真似をして、お肉を食べるようになり、魚が主であった戦前とは違い、お肉が食卓のメインとなってきたが、それは今なお変わることなく不変と言っても過言ではないかもしれない。

しかし、現実は違い、欧米諸国ではすでに、肉離れ魚離れが進みつつあり、そのような人々をヴィーガンと呼び、あたり前の様にヴィーガンレストランが立ち並んでいる国も多くある。

また、日本ではお米文化であったが、今は、お米を炊くことが面倒ということで、朝はパンがメインとなっている傾向が強くある。

今は、まだヴィーガン食材は、スーパーで販売されていても、普通のお肉に比べて、少々高いことから、普及にはつながっていないが、これが逆転することで、ヴィーガンになる人も増えていくと筆者は感がている。

現在、何故、魚食であった日本人が魚ばれで、お肉に飛びついているか、それはやはり主婦層から言わせれば、お肉の方が安くて、調理も簡単だからということも大きな要因と言われている。

何故、お肉よりも魚の価格が高くなったのか、その理由としては、やはり諸外国でも魚を食べる文化を取りいれ、漁獲量が取り合いとなり減少したことが大きな理由である。

今は、魚もヴィーガン食も家計に優しくはないが、魚はこれからもどんどん値上がりの一途たどることは、世界中で取り合いとなり、また、海水の温度の上昇から、熱帯にいる魚が増え、日本人の大好きな、マグロやハマチなどの漁獲量が大幅に減ってきており、近々にも世界中で漁獲量の制限を設けていかなければ、値段の高騰は続くと言われている。

しかし、ヴィーガンに目を向けるとどうだろうか、近い将来のお肉のかっくの高騰と、現状の魚の高騰、それに比べれば、これからますます普及していけば、確実に値段が探すヴィーガン食に切り替える人が増えていくのではないだろうか。

 

ヴィーガンと動物愛護 

ヴィーガン食を安価にしていくのは食品業界、外食産業の努力によって安価に抑え、そのうえ、いまだ味の面で課題の残るヴィーガン食ではあるが、普及とともに味の面でも確実に良くなると考えられる。

体に関しても、お肉お魚と言えば、美味しいところは脂ののったころであることは言うまでもないが、そこには、高コレステロール、高カロリーが一緒についてくることからも、あまり健康面ではよくないのかもしれない。

ヴィーガンへの関心はあっても、スマホで検索をすると、いろいろな意見が飛び交っており、賛成か反対かといえば、いまだ反対派が多いの事実である。但し、関心興味があるのかについては、逆転して、興味がある、一度は食べてみたいが多い。

ヴィーガン食の中で、一品でも大ヒット商品が出てくれば、世の中の反応も違ってくるだろう。筆者は、その日が待ち遠しい。

ヴィーガンは動物愛護の面が大きいとされているが、それだけではなく環境問題も取り上げられている、実は、この部分が非常に問題であり、環境ということを発するからこそ、科学的根拠があったとしても、ヴィーガンの主張を聞き入れない人達から、たたかれているのが事実である。

環境の問題などを掲げずに、動物愛護のみで進めていくならば、誰も反対をする人はいなくなるかもしれない。但し、ヴィーガンになるかどうかは全く別問題で、ヴィーガンを容認する方向へと向かうことだろう。

ここではヴィーガンについて述べてはいるが、ベジタリアンも入っていると言ってよいと考える。

ヴィーガンという言葉は使わずに、消費者庁ではプラントベースと呼んで、先に記したように普及活動や、食品のラベル表示の徹底などに取り組んでおり、これはある意味において、国策と言っても良いかもしれない。

消費者庁のサイトを見てみると良いかもしれない。

https://www.caa.go.jp/notice/other/plant_based/

ヴィーガンは、コンタミネーションにもこだわっており、商品のラベル表記に「同じ工程内ででは、卵・乳を使っています」などの表記があれば、購入はしないというヴィーガンもいるが、その他多くのヴィーガンは、そのもの自体に卵や乳が含まれていなければ、購入する。

尚、プラントベースでは、あくまでも植物由来の食品を食べるということなので、「同じ工程内ででは、卵・乳を使っています」これには全く関係なく購入し、食べることができる。

今は、消費者庁からの提言が、ヴィーガン食品を作る企業にいきわたっており、コンタミネーションが起こる可能性は、ぞれ以前と比べ、かなり低くなっているので、購入するのにあまり躊躇することも無くなってきているのかもしれない。

この段落の締めくくりとしては、ヴィーガンの普及に関して植物性由来原材料100%であれば良いのではないかとも思われるが、一応いくつか要点を挙げておこう。

・味については、これから大手食品企業の参入が目まぐるしいことから、今よりもおいしくなるだろう。

・価格については、現状は少し高いので、手が出しにくいが、これも多くの企業が参入することで、安価になるだろう。

・以前までとは違い、消費者庁の参入により、プラントベースと名前を変えて普及することになるだろう。

・コンタミネーションについても、やはり国策というか消費者庁の提言が大きく、亡くなって行くことになるだろう。

 プラントベース/ベジタリアン/ヴィーガンなどの認証制度が確立しつつある。

 

・ベジタリアン認証マーク

・日本ヴィーガン協会認証マーク

 

その他、ヴィーガンは、植物由来食品が主食であり、動物、主に家畜と言われる牛、豚、鶏、などの命を奪うことなく、食べることができることから、動物愛護団体などからも支持されている。

東京のヴィーガン関連サイトを集約した、東京ヴィーガンミートアップでは。オンライン・実店舗、レシピ集、料理教室、関連団体、イベントなどの情報が掲載されているので一度見てみると良い。

NPO法人ベジプロジェクトジャパンが制作した全国のヴィーガン・ベジタリアン対応店を地図上で探すことができる。

 

ヴィーガンの基本は、野菜ですが、大豆ミート、ソイミートとも呼ばれ、たんぱく質を多く含んでいることからも、体に良いとされていますが、それだけにこだわらず、ヴィーガンの化粧品企業やフェイクレザーの医療企業などを、ポータル的に紹介しているヴィーガンレストランがあるので、見てみると良いかもしれない。

・ヴィーガンレストラン

 

ヴィーガンの普及と共に、あれば良いなということで、生まれたのがヴィーガン/ベジタリアン/プラントベースの方の専用の婚活サイトもある。システム上でメールを送ったり、ビデオチャットで話したりすることが可能。

・ヴィーガン婚活

 https://www.konkatu.org

また、ヴィーガンに欠かせないのが、ソイミート、ソイミートは、たんぱく質を多く含むことから、体を鍛えている人やアスリートの中には、これらをきっかけとしてヴィーガンになる人も多くいることは事実である。

NPO法人VEGANCAMP協会ではキャンプイベント通して、地球に、動物に、身体に、やさしいを体験しようをキャッチフレーズに自然の中でヴィーガン・プラントベースの飲食、販売・ワークキャンプ、アーティストによるパフォーマンスを見ることもできる。

https://www.vegancamp-japan.com

企業業界団体

・一般社団法人Plant Based Lifestyle Lab

産官学が連携してヴィーガンフードを取り入れた新しいライフスタイルの提案、ヴィーガンを通してSDGsを掲げ、普及・啓発活動に取りくんでいる。

参加企業を以下に列記するが、どれも大手企業である。

DAIZ株式会社・株式会社TWO・エスビー食品株式会社・カゴメ株式会社・兼松食品株式会社・亀田製菓株式会社・カルビー株式会社・森永乳業株式会社・キユーピー株式会社・大地株式会社・ケンミン食品株式会社・CBC株式会社株式会社・株式会社力の源ホールディングス・株式会社モスフードサービス・豊田通商株式会社・江崎グリコ株式会社・伊藤忠商事株式会社株式会社 その他

名だたる企業が、賛同している。

菜食に関連する啓発活動やコンテンツなどを発信する人物や団体・企業を表彰する「日本ベジタリアンアワード」を始めた団体でもある。現在その主催・運営は日本ベジタリアンアワード委員会となっている。

https://www.jvawd.org/index.html

国内最大のヴィーガン・プラントベース業界の団体。関連企業・団体・個人と提携し、「ジャパニーズヴィーガン」を世界発信できるよう講演会や認証マークの普及、食育をはじめとする動物愛護団体へ寄付などを行っている。

・特定非営利活動法人日本ヴィーガン協会

・特定非営利活動法人ベジプロジェクトジャパン

日本政府や国際組織とも協力してベジタリアン・ヴィーガン・プラントベースという選択が当たり前にある、そのような社会を作ることを目的に活動しているNPO法人。

基準を満たす製品や飲食店に対しベジタリアン認証・ヴィーガン認証を行っている。レストラン事業を展開するロイヤルホールディングス株式会社なども、この認証企業となっている。

https://vegeproject.org/

ヴィーガンであることにより、そのライフスタイルによって、貧困に苦しむ人々への援助も行われている。

貧困者にたいして、無料でヴィーガン弁当の『ソイむす弁当』を配布するほか、ヴィーガン料理を提供するこども食堂なども行っている。

https://www.meatfreemondayjapan.com/

ヴィーガンを広めるために講演会を行ったり、家畜解放活動を行っている。

工場畜産や動物搾取によってもたらされる動物たちの苦痛、弱者への暴力や差別のほか、環境問題を無くそうと活動している。

ヴィーガンを体験いただくことを活発に起こ緒なって、家畜を助けようと努力を行っているアニマルライツセンターも見てほしい。

https://arcj.org/

・ヴィ―ガン関連団体・企業

・認定NPO法人アニマルライツセンター

・合同会社ビッグうさぎ

・ミートフリーマンデーオールジャパン(MFMAJ)

・NPO法人動物解放団体リブ:ANIMAL LIBERATOR

ヴィーガンレストラン

ヴィーガンレストランは、プラントベースを礎とする料理を提供する場所であり、今後のプラントベース普及に伴い、ヴィーガンレストランも全国に普及すると考えられます。

ヴィーガンの基本は、野菜ですが、大豆ミート、ソイミートとも呼ばれ、たんぱく質を多く含んでいることからも、体に良いとされています。

プラントベースミートと呼ばれるソイミートを使った、唐揚げなどは、鶏肉とほぼ同じ味がするということで、ベジタリアンやヴィーガンになりたての人にとっては、非常に重宝されています。